代表取締役会長 王 鈞 2025年度あいさつ

代表取締役会長 王 鈞(2025)

スリーアール代表取締役会長
王 鈞(おう きん)です。

この度、新年度を迎えました。これもひとえに皆様のご支援の賜物と深く感謝申し上げます。

私が来日してからの35年間で経験したことのないほど、世界は大きな変革の嵐の中にあります。米中を軸とした新たな世界構造の深化、地政学リスクの顕在化、製品サプライチェーンの再編、そして地域紛争の多発。このような未曾有の経営環境に加え、超円安、猛烈なインフレ、そして不動産バブルという三重苦に直面する日本市場において、私たちは事業を継続してまいりました。

2024年度の実践を通じて、企業の持続的な成長には、事前にリスクを回避する「転ばぬ先の杖」という危機管理の哲学と、自社リソースを最大限に活用した機先制勝の経営判断が不可欠であると改めて確信いたしました。

長期的な円安基調は、日本の製造業がグローバル展開を進める上で追い風となる可能性があります。その一方で、電動自動車(EV)を核とするモビリティ革命は不可逆的な潮流であり、この変化を捉え、当社は越境EC事業、電動車両ソリューション関連事業、そして訪日インバウンド高度化事業の三つの分野において、新たな成長戦略を本格的に展開してまいります。

わが社の中核である光電技術領域においては、ハードウェアとソフトウェアの融合を加速させ、オプティカルデジタル融合技術における革新的な新製品を積極的に導入してまいります。

世界各国との取引を通じて、特に日中間では、双方向のサプライチェーン・イノベーションを深化させ、両国の比較優位性を最大限に活かす相補的な共進化モデルを構築してまいります。

製品開発戦略においては、差別化、独創性、そして知財ポートフォリオの強化を図ります。組織面では、多文化、多国籍、多言語に対応できる「超複合型人材プラットフォーム」を整備し、少子高齢化という構造的な難局を打破するため、優秀なグローバル人材を積極的に登用することで、強い国際総合商社としての次世代競争力基盤を強化してまいります。

「攻めるが最大の守り」という「攻勢経営は最良のリスクマネジメント」の理念の下、3Rグループは創業以来の精神である「Anything is possible(何でも可能だ)」を体現する人材育成プログラムを全社的に展開いたします。国内外の戦略的パートナーとの協創と協業を通じて、新たな成長領域における環境とシステムを構築し、グローバルビジネスにおけるWin-Winの関係を拡大することに注力してまいります。

2025年度も、変革の嵐の中で道を切り拓き、全霊で未来へ挑む所存です。

今後とも変わらぬご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。